渓流と海と愛すべき小物達

渓流釣りも、当面停止！　
そろそろ海釣りの季節到来！

この夏、酷使（？）した道具達のメンテナンス開始です！

第一弾は、２年間、使用したウェーディングシューズ。

今シーズン当初、ベリピタのフェルトが、剥がれ易くなりボンドで修正。
（シーズン中だったので急遽対応、巧く行った様で再発無し）
右足の小指辺りが破損している。
新しいシューズが欲しいけど。

リールも欲しい。
レンズも欲しい。

どう遣り繰りしても、
補正予算は組めそうにもない。







何を諦めるか！

心の中では、すでに結論が出ているが。
とっても面倒な作業になりそうなので、やりたくない。


「お洒落な男は足元から！」と巷では言うようだが、街中で履くわけでもないので、
見映えは無視で好いのかな？

編み笠被って、１人、渓流でゴソゴソしている異様な風体のオジサンに
「お洒落」の言葉は無用かな！

色々な理由をつけて修繕、拒んでいた自分の心にムチ打って、
「やっぱりシューズは、修理しよう！」 

結構、傷は深いですね！
裂けた部分を、このまま貼り付けちゃう訳には行きそうにもありません。

下地が布なので、裏あてしなければならないし。

でも靴の中に余計な物があると、靴擦れになっちゃうぞ。





我がご幼少の頃の、懐かしき思い出。
「鼻たれ小僧のアクセサリー！」
継ぎ当てしかありません。
やっぱり、想像していた工程になりました。
（ア～、面倒くさい！）



まず、余計な部分を切り取って。

















３ミリ厚の端切れ革を、丁度よい大きさにカットです。

この厚さだと針は通りませんね。

貼る前に下穴を開けまして。














皮革用ボンドで。
















この後、叩いて密着させるのですが、台木が上手く入りません。


靴屋さんみたいな専用台木が欲しいなァ～！














さて、一番やりたくなかった工程、縫製です。


表から針を入れるのは簡単。

当然ですよね！

見えているんですから。










裏から戻すのが至難の業。
（ハハッ！ただ面倒なだけなんですが）

靴の中に手を突っ込んで、
「ここぞ！」
と思うところに針を刺す。

革の下穴から針先が顔を出すと大喜び。

しかし、なかなか出てこない。何度も何度も繰り返す。
革が相手じゃ、突き通せない。

一喜一憂しながら、１周するのに３時間かかってしまいました。

予想以上に手間が掛かりましたが、根気の勝負で何とかモノに出来ました。


総修繕時間、約4時間


見てくれは、かなり悪いけど、
これなら実用には耐えられそうだ。













後は、チョコチョコと色を塗って。


どうせ、直ぐに色褪めしちゃうので部分的。


これで、来シーズンも充分使えそうです。











材料費、手持ちの半端材、ボンド少々で、ほぼ０円
加工賃、分３４銭（小遣いベースに算出）×240分＝81.6円
（私の賃率ってこんなに安いんですね。トホホです。賃上げ交渉しなければ！）

満足感、プライスレス

＜修理総経費＞　　82円+α

ア～、好かった！

レンズに一歩前進です。ハハッ！

リールは、来春までに揃えば良いし！


それにしても、わが道は、果てしなく遠そうだ。

分単価34銭しか貰えないオッサンじゃ！